2019年11月13日水曜日

オリゴ糖

こんにちわ。

昨日黒豆の話をしたので、ついでにオリゴ糖についても(^O^)/


オリゴ糖の多くはブドウ糖よりもカロリーの低い甘味料であり、さらに腸内環境を整えると言われ注目を浴びています。
オリゴ糖とはどんな食品成分なのか、またどのような働きがあるのかについてご紹介します。



オリゴ糖(oligosaccharide)はブドウ糖などの「単糖」が数個繋がったものの総称です。
一般的にはおおよそ3糖〜10糖のものをオリゴ糖と呼びます。


オリゴ糖の種類

それぞれのオリゴ糖は、構成する単糖や2糖の種類が異なります。また、ヒトの消化酵素で消化できる糖(可消化性)と、できない糖(難消化性)が存在し、一部の難消化性オリゴ糖は腸内細菌によって利用されます。
主なオリゴ糖
主な構成
結合
イソマルトオリゴ糖
(一部難消化)
Isomalto-Oligosaccharide
Glc-Glc-Glcα1-6
フラクトオリゴ糖
Fructo-Oligosaccharide
Glc-Fru-Fruβ1-2
ガラクトオリゴ糖
Galacto-Oligosaccharide
Gal-Gal-Glcβ1-4
キシロオリゴ糖
Xylo-Oligosaccharide
Xyl-Xyl-Xylβ1-4

※Glc:グルコース、Fru:フルクトース、Gal:ガラクトース、Xyl:キシロース
全ての腸内細菌が全てのオリゴ糖を利用できるというわけではありません。もともとオリゴ糖が「ビフィズス菌増殖因子」として発見されたように、基本的にビフィズス菌は他の菌種に比べ多種類のオリゴ糖を利用することができます(多様な糖トランスポーターを有する)。先の4つのオリゴ糖は小腸では消化されず、大腸においてビフィズス菌のエサになりやすいとされています。しかし、中にはイソマルトオリゴ糖は利用できるがフラクトオリゴ糖は利用しにくいなどという菌も存在します。



オリゴ糖の生理作用

一般的にオリゴ糖の生理作用として知られるのは、腸内細菌がオリゴ糖を利用(資化)した際に産生する酢酸、酪酸といった短鎖脂肪酸などによるものです。また増殖した菌体自身にも生理作用があると考えられています。

主な短鎖脂肪酸とその生理的作用

主な短鎖脂肪酸
生理的作用
酢 酸
Acetic acid
◆大腸上皮細胞のバリア機能向上
◆変異細胞(がん細胞)の細胞死誘導
◆肝臓で脂肪合成・コレステロールの前駆体
◆末梢組織でエネルギー源(ケトン体)
酪 酸
Butyric acid
◆大腸上皮細胞の機能維持(主なエネルギー源)
◆大腸炎・アレルギーの抑制(Treg分化への誘導)
◆変異細胞(がん細胞)の細胞死誘導



ちょっと私には難しい話ですがw
オリゴ糖+黒豆オススメです(^O^)/
 
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