2018年9月20日木曜日

体臭と食べ物の関係性

こんにちわ。Fit-One横浜関内駅前店スタッフで

管理栄養士の加藤です。

しばらくブログお休みしていましたが、これから定期的に更新していきます!


 今回は体臭と食べ物の関係についてです。


さてさて、運動をしていると汗は必ずかきますし、臭いって気になりますよね

健康的な生活を送っていればそこまで臭いませんが


・ちょっといつもより臭うかも?
・なんか周りから避けられている気がする


と感じたら要注意!!

以下の原因によって、いつもよりキツイ臭いになっている可能性があります。


①腸内環境の悪化

腸内環境は腸内細菌の善玉菌、悪玉菌のバランスによって決まっていき、
善玉菌が増えれば腸内環境は良くなり、悪玉菌が増えると悪くなります。

そんな悪玉菌を増やす手助けをしてしまうのが、たんぱく質。

お肉や卵や牛乳など、動物性タンパク質の摂取が過度に増えると悪玉菌が増え、腸内環境が悪化する可能性があります。

悪玉菌は、悪臭をはなつ有害物質を発生させるため、体臭の原因となります。





②体内でのアンモニアの発生

また
・タンパク質が分解される時
・激しい運動後

はアンモニアが発生し、アンモニアは強い臭いを伴います。

筋トレ→たんぱく質の摂取

という、健康のためと思って行っていた一連の流れが、体臭を作り出す原因となっている場合もあるのです。

 臭いの原因がわかったところで、その仕組みをみていきましょう。




「臭いが発生するまでの仕組み」

体臭の原因の1つとして、汗や皮脂からのものがあり、
皮脂腺から分泌された皮脂が雑菌と混ざることによって臭いが発生します。

特に皮脂は、食品からの影響を受けやすいです。

仕組みがわかったところで、臭いの原因となる食べ物は具体的にどんなものがあるか?
見ていきましょう。



「臭いの原因となる食べ物」

揚げ物や脂っこいもの
脂質は体内で酸化しやすく、酸化した脂質が臭いの原因になると言われています。



肉、卵、乳製品など動物性たんぱく質の摂りすぎ

肉、卵、乳製品に含まれる動物性タンパク質は、分解される過程でアンモニアに分解され、また、摂取しすぎると腸内環境を悪化させます。



お酒の飲み過ぎ

アルコールが体内で分解されるとアセトアルデヒドという成分になり、それが血液を通って肺や汗腺に送られ、臭いの原因となります。



ふむふむ。これらを控えれば大丈夫ということか。

で、逆に何を摂取すればいいのか?他に対策は?

ということで


「体臭予防策」


①プロテインを変える

トレーニング後はホエイプロテインを取り入れている方が多いと思いますが、体臭が気になるようであれば、植物性のソイプロテインに変えてみて下さい。
食事を充分摂取した上で、プロテインを活用し、プロテインの過剰摂取にならないよう気をつけましょう。





②腸内環境の改善

腸内環境の改善には、悪玉菌を抑え、善玉菌を増やす事です。
お肉などの動物性たんぱく質を控え、以下を摂取する事により、腸内環境を整えることが出来ます。

・乳酸菌やビフィズス菌を含む発酵食品(ヨーグルト、キムチ、納豆)



・食物繊維やオリゴ糖が多く含まれる、きのこ類、海藻類、柑橘類、豆類、ゴボウ、アスパラガス、玉ねぎ、バナナ。

③アンモニア分解促進

肝臓で、アンモニアの分解を促進する事により、体臭改善へと繋がります。
分解促進にはシトルリン、アルギニン、オルニチンというアミノ酸が有効です。

食品であれば
オルニチン→キノコ、シジミ
アルギニン→大豆、ゴマ
シトルリン→スイカ、メロン、きゅうり

が多く含まれ、食品から摂取するのが難しい場合、サプリメントを活用するのもオススメです。



まとめ

 野菜や果物の摂取など、基本の食事バランスを整えた上で、補助役としてプロテインは活用し、タンパク質を摂りすぎないようにしましょう。

また、今回は体臭でしたが、食事は日常生活のありとあらゆる部分に関わってきます。
疎かせにせず、自分の食生活を、今一度見直してみませんか?




 
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